導入事例Introduction Example
スポーツ選手向け技術向上ツールで全身運動を即時データ化
2021.11.24スポーツサイエンスの中でも最も優れた計測機器であるモーションキャプチャを活用し、プロスポーツ選手とアマチュアスポーツ選手2名のキック動作の計測・比較を行いました。この計測では、人体だけでなくボールにもマーカーを貼付し、人とモノの同時計測・評価を実施しています。
受託計測前の課題・要望
あらゆるスポーツでは自身の動きをデータとして記録し、トレーニングに活かしています。
しかし計測機器によっては、プロスポーツ選手も知りえない動きの癖が見落とされ、効率的なトレーニングができるとはいえません。身体のあらゆる部位をデータ化できるだけでなく、ボールやバットなど、使用する道具も同時に計測できれば、より効率的にトレーニングに活かすことができます。
また、自身の現在のデータと過去のデータやプロスポーツ選手とアマチュアスポーツ選手の技術の差はどこにあるのか、同一画面でわかりやすく比較できれば、尚いいトレーニングができ、最高のフォームを完成させることができます。
そのため、スポーツ選手の技術向上支援の受託計測では、
・プロスポーツ選手も知りえなかった動きを分析すること
・プロスポーツ選手とアマチュアスポーツ選手の技術の差を比較すること
・その結果、課題の把握とトレーニングの改善ができ、最高のフォームを完成させること
が期待されました。
解決方法
スポーツのキック動作において、プロスポーツ選手とアマチュアスポーツ選手の技術の差はどこにあるのか。それを計測・評価するために、スポーツサイエンスにおいて最も優れた計測機器であるモーションキャプチャシステム「OptiTrack」を活用。プロとアマチュア、双方のキック動作を計測しました。
動作分析や2名の動作比較には、動作分析ソフトウェア「SKYCOM」を使用。これにより、プロスポーツ選手とアマチュアスポーツ選手の技術の差を可視化しました。
その結果、プロスポーツ選手も知りえなかった動きを分析し、最高のフォームを完成させることに貢献しました。
受託計測の効果
スポーツ分野において、現状の動きのデータを取得したい場合、システムを常設で購入するのではなく、受託計測が選ばれています。年に一度の定期計測や過去データとの比較も、毎日行うことではなく、一定期間を開けて行った方が効率的であるためです。
また、Acuityの受託計測では、長年スポーツ分野の動作分析に携わってきたスタッフが、システムの設置からデータの提供、見るポイントの解説も可能なため、好評を得ています。
本受託計測では、
・人とモノの動きを同時に計測・分析
・分析画面上に、実映像を表示・再生
を行っています。
受託計測の効果①人とモノの動きを同時に計測・分析
モーションキャプチャシステム「OptiTrack」では、人の動きだけでなく、モノの動きも計測が可能です。そのため、キックする選手とキック対象となるボールの双方の動きの同時計測に活用でき、分析時には、キックする人の軌道からボールの軌道まで、あらゆる動きの可視化を実現。
本計測では、骨格の動きとともに、ボールの速度や加速・角度等もフィードバックして、人の体とモノをあわせて評価しました。
より詳細に動作分析ができるため、短期間での技術向上が期待されます。
受託計測の効果②分析画面上に、実映像を表示・再生
本計測では、ハイスピードカメラでの撮影も同時に実施。計測時に、あわせて実映像を撮影することで、動作分析ソフトウェア「SKYCOM」上に、実映像を表示し、分析結果との同時再生が可能です。
分析画面上に、人体モデル・実映像・グラフ・デジタル数値を表示することで、選手自身も計測時の動きの振り返りが鮮明にでき、より一層、技術差の分析がしやすくなります。
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