2月に行われました「第30回 設計・製造ソリューション展」 の出展レポートです。今回はポンプの寸法計測のデモと日本初出展の製品の展示を行いました。
日本で初出展となる3次元プロジェクションマッピングシステム「WERKLICHTF」のデモンストレーションを行いました。CADや3Dスキャンのデータを基に、リアルタイムに対象の形状に合わせて情報を映すことができるシステムです。
動画はCADデータと実際の製品との差分値を、対象である自動車のドアにコンター(色分布)で投影しています。設計と比較し凸方向に差分値が大きいほど「青」、マイナス方向に大きいほど「赤」で表示されております。このようにデータの可視化や、設計値やシミュレーション結果と実測値との比較ができます。このような解析結果の可視化ツールとしてだけでなく、加工の非接触ナビゲーションツールとしてもご活用いただけます。さらに、デザインを実物に簡単に投影できるため、ヘッドマウントディスプレイや位置センサーなどを使用することなく、AR(拡張現実)環境を構築できます。
今後は、弊社のOptiTrack解析・評価ソフトウェア「SKYCOM」や3次元測定システム「SKYCOM TOUCH」、皆さまのデバイスと組み合わせて行く予定です。今後のリリースをご期待ください。
弊社オリジナルの3次元測定システム「SKYCOM TOUCH」にて配管パイプの寸法や形状の測定をするデモを行いました。今回は新しくソフトウェアのUIを変えた新バージョンをお披露目しました。本システムはカメラ複数台で対象を囲い、ハンディでワイヤレスなプローブを用いて測定を行うため、対象のサイズや空間に合わせて自由に測定ができます。
今回のデモではOptiTrackカメラ「Prime41」(現PrimeX 41)6台で測定しました。従来の距離・角度・穴径等の測定はもちろん、プローブで対象をなぞるだけで形状も測定ができます。透明なものや黒い対象等、3次元スキャナでは測れなかった形状の測定を実現します。幾何公差の演算やCADデータを読み込んでの比較をすることも可能です。
3次元測定システム「SKYCOM TOUCH」を手軽に始められる3次元測定エントリーパッケージを使い、ネジや透明なスマホケースなどの小型部品の寸法測定をデモしました。本パッケージは、「OptiTrack V120: Duo」(小型でキャリブレーション不要なカメラ)、3次元測定ソフトウェア「SKYCOM TOUCH」、デジタイズ用プローブキットの3点がセットになっており、1,480,000円(税別)で販売しております。
1mm以内の精度で測定が可能で、ノギスやゲージを使ったアナログの測定の手間を飛躍的に軽減し、デジタル化することによりヒューマンエラーを低減することが可能です。幾何公差評価やCAD比較もできます。
振動試験機に自転車の前輪を乗せ、タイヤと泥除けの位置を非接触にリアルタイムに解析しました。 前輪の周囲をOptiTrackカメラ「Prime13W」(現PrimeX 13W)で囲い、マーカーの変位量をリアルタイムに解析しています。OptiTrack解析・評価ソフトウェア「SKYCOM」のユーザビリティの高い解析画面に加え、多点同時計測が非接触で行えることに多くの方々に関心をいただきました。
またOptiTrackカラーカメラ「Prime Color」を同期させ、カラーのリファレンス映像もキャプチャしました。 今回のデモのような変位量だけではなく、速度や加速度の計測、2つのデータの比較等、取得したデータの解析も充実しています(詳細は、SKYCOM のページへ)。振動試験・耐久試験・負荷除荷試験・輸送試験等、様々な業界の様々な現場で活躍しています。
今回弊社が出展しました「第30回 設計・製造ソリューション展」 は、製造業向けITソリューションにまつわる展示会で、今年は2月6日(水)縲鰀8日(金)の3日間に渡り東京ビッグサイトにて開催されました。
2019年4月17日(水)縲鰀19日(金)に、ポートメッセなごやにて行われます「第4回 名古屋 設計・製造ソリューション展」に、弊社も出展する予定です。さらに新しいシステムをご紹介できるよう引き続き活動してまいります。
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