チャレンジが
歓迎される場で、
創意工夫を存分に
中学生の頃からプログラミングに触れる。大学では情報工学を専攻し、2012年に防衛系のソフトウェア会社に入社。7年間ソフトウェアエンジニアとして働いた後、2019年にAcuityへ。AIを使った画像処理技術を用いるソリューション開発を中心に、仕様設計から実装まで幅広い工程に携わる。メンターとして若手社員のサポート役も。富士通株式会社の工場作業自動化・遠隔化支援システムの開発プロジェクトに参加。
Q1
入社のきっかけを
教えてください
さらに幅広い領域のプログラミングにチャレンジしたい
中学生頃からプログラミングの面白さに目覚め、大学では情報学部を選択しました。卒業後は防衛系のソフトウェアを扱う会社で、約7年間システムエンジニアとして働きました。具体的には、海上自衛隊のソナー(音波によって水中の物体を探知する装置)において、音波を信号として処理するためのソフトウェアを主に開発していました。私生活でも、趣味としてプログラミングを楽しんでいます。
転職しようと思ったのは、新たな分野のプログラミングにチャレンジしたいという想いが強くなったことがきっかけです。次の会社では自分の創意工夫のアイデアを形にできる環境がいいと考えていました。転職活動中にAcuityのことを知り、未経験だったモーションキャプチャ技術と、事業としてスタートしたばかりの「AIによる画像処理技術」に興味を惹かれ、入社を希望しました。
Q2
現在の仕事内容を
教えてください
システムの設計・開発・実装を担当。若手のメンターも務める
現在は、AIと画像処理を組み合わせ、外観検査や人・物の位置を計測するシステムの開発を担当しています。業務範囲としては、お客様のニーズをもとに営業がまとめた要件定義を精査し、基本的な設計とプログラムやAIの開発から実装・検証と動作確認まで担当します。
それ以外では、若手社員のメンターとして、技術的なサポートを行っています。Acuityでのプログラムの作り方に慣れていない社員に対して、コーディングのレビューを行ったり、プログラミングで煮詰まっている部分を確認し、解決できるよう支援しています。
Q3 今の仕事のやりがいや、会社の魅力を教えてください
前例を踏襲しない、創意工夫を試せる環境
Acuityでは、「これを作ってください」という定型化されたものづくりは行っていない事が一つの大きな特徴です。お客様のご要望に対して、創意工夫することでソリューションそのものを考え、システムも構築していきます。前例を踏襲するのではなく、自分の発想を元に試行錯誤しながら作ったシステムがお客様の課題を解決できた時には、大きな達成感を味わうことができます。
また、Acuityはチャレンジすることに対して、非常に前向きな会社です。実現の可能性が確実には見えていない中でシステムの設計・開発をするので、うまくいかないことがたくさん出てきます。
入社した当時、初めてAI画像処理のプロジェクトを担当し、最適な解決策へ至るまでに時間がかかってしまったことがありました。そんな状況にも、上司は私を責めることなくお客様との間に入ってフォローやサポートに尽力してくれました。
こうしたチャレンジによって得られた知見は、Slackなどのコミュニケーションツールや社内Wiki(企業が保有する知識・情報を共有するシステム)で、ナレッジとして共有されています。そこで得られたノウハウは、他のシステム開発に役立つことが多いのです。
Q4 これまで担当したプロジェクトで、印象に残っていることはありますか?
未知なる課題に、新たな技術で挑戦する
2021年に発表された、富士通株式会社とのプロジェクトが印象に残っています(富士通、自社工場において現場作業の自動化や遠隔支援を行うローカル5Gシステムを運用開始)。 私は、プロジェクト発足当初から参加させていただき、システム実装の大部分を担当しました。数々のシステム実装の中でも、特に苦労したのがAGF(無人フォークリフト)の自動制御システムの開発でした。 工場内において、人とフォークリフトの接触は大事故につながってしまいます。そのため、天井に設置したカメラと、フォークリフトに設置したカメラとで、位置を計測して人とぶつかる前に止まるという仕組みを構築する必要がありました。しかし、カメラで映像を記録したのちにAIで画像処理を行い、距離を計測して…という工程だと、フォークリフトを止めるまでに時間がかかりすぎてしまうことが分かりました。 この処理時間を短くするために、これまで使ったことのないフレームワーク(システム開発の土台となるツール)を試す必要がありました。当時そのツールは日本語の情報が少なく、英語の情報を時間をかけて読み込んでいったり、ツール提供者に直接英語で質問をしたりしながら、約半年かけてプロトタイプを完成させることができ、システム実装につなげることができました。 また過去に別のプロジェクトにて、写像から3次元座標を計測するというシステムを開発した経験があったという知見も、AGFの自動制御システムが実装できた要因だと思います。 Acuityならではの、これまでの実績やチャレンジがあったからこそ、本プロジェクトを成功させることができました。
Q5
仕事を通じて成長したことを
教えてください
新しい分野に挑戦する喜び
まず一つ目に、多くの挑戦や苦難を乗り越えたことで、入社前よりも多くの技術に精通することができたと思います。Acuityに入社したことで、自分の持つ技術・知識・経験をフル活用して、お客様にソリューションを提案する能力が高まりました。Acuityには、新たな分野に挑戦したいという想いで入社しましたが、実際に多くのプロジェクトを経験して、自分はやはり新しいことにチャレンジするのが好きなのだということを、再認識できた気がします。
Q6
これからの夢や
目標を教えてください
AIで何でも作れるエンジニアに
Acuityの知名度をもっと高めて、「注目のAIスタートアップ企業」で頻繁に紹介されるような、世の中に注目される製品を開発していきたいと考えています。そのためにも、今後さらにAIに関する技術を専門的に勉強していきたいです。
現在は既存のAIモデル(AIの情報入力→出力の仕組み)を使用していますが、そうすると既存のモデルの範囲を超えた仕事はできません。AIモデルを自ら開発できるようになれば、さらに仕事の自由度が高まり、アイディア次第で何でも作れるようになります。それができるエンジニアになるのが、現在の私の目標です。
Q7
Acuityに興味を持った皆様へ
メッセージをお願いします
チャレンジが好きで、粘り強い人ほど活躍できる
Acuityはチャレンジできる環境が整っていて、取り組んでいるプロジェクトも創意工夫を発揮できるものばかりです。自分のパフォーマンスを信じて、持てる知識を駆使してチャレンジしたい方、新しい分野を進んで勉強し、試すことが好きな方は、Acuityと非常に相性がいいと思います。
とはいえ、チャレンジは楽しい半面、うまくいかないと辛いことも多いです。そのため、Acuityのエンジニアには「粘り強さ」が求められます。先輩社員にはよく、「原理をしっかりと理解して、それを再現できるかが重要だ」と言われています。
チャレンジに失敗した時こそ、原理を理解する粘り強さが求められます。その場は周りのサポートで切り抜けたとしても、また同じ失敗を繰り返さないために、原理の理解を怠らない。その粘り強さの重要性を理解できる方は、きっとAcuityで活躍できると思います。
人・モノの位置測位
映像を処理し、AIと画像処理を組み合わせて3次元座標を測定。人流解析や危険領域への侵入検知、自動走行車両の制御などに必要な位置情報をフィードバックするシステムの開発
プロジェクトでの
仕事の流れ
01
- 要件定義
- システムに必要な機能・性能を定義する。
02
- 見積
- タスクの優先度設定やスケジューリングを行う。
03
- 設計
- 各タスクを実現するための具体的な仕様をドキュメント化する。
04
- 実装
- テスト仕様書を作成し、結合テスト・システムテストを行う。
05
- リリース
- セットアップ用のパッケージを用意し、運用方法などを記載したマニュアルの作成を行う。
- 10:00
- 在宅で業務開始
プロジェクトの進捗に応じてドキュメント作成、実装、テストなどを行う。
- 12:00
- 休憩・移動
- 13:00
- 出社してオフィスで業務継続
- 14:00
- 客先要望に関する打ち合わせや設計レビュー、進捗確認などのミーティング
- 15:00
- プロジェクトの進捗に応じてドキュメント作成、実装、テストなどを行う。
- 18:00
- 退勤