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OptiTrackカメラの赤外線は安全?光生物学的安全性評価の結果

2022.08.30


赤外線とOptiTrackカメラの関係性

「赤外線は人間の肌に当たるとヤケドを引き起こすことがある」というのはご存知でしょうか。
赤外線は紫外線に比べてエネルギー自体は弱いのですが、遠くまで届くという性質があります。それだけを聞くと、紫外線よりも人体への影響は少ないように感じますが、実際のところ、遠くまで届く性質ゆえに、肌の奥深くまで浸透し、ひどい場合はヤケドを引き起こすという危険性があるものです。
また、長時間、赤外線を肉眼で見続けると、目の水晶体に白内障を引き起こしたり、硝子体に白濁が生じたりするなどの影響もあります。


ところで、OptiTrackカメラには、赤外線を発光するストロボライトが内蔵されています。
これは計測時に対象に貼付した反射マーカーに向けて赤外線を当て、その光の反射から、カメラがマーカーの位置を認識できるよう、カメラごとに内蔵されているもので、下図でいうところの、青色の部分の内側にある点々がそれにあたります。赤外線は遠くまで届くという性能がありますが、OptiTrackカメラが30m先の対象も計測できるのは、それゆえのことです。


つまりOptiTrackカメラの計測時には、赤外線が発せられているという特徴があります。



OptiTrackカメラの安全性を評価する方法

近年、LED電球やLED蛍光灯などLED光源の普及とともに、光の安全性への関心が高まっています。
赤外線もまた人体に影響を与えるものとして、目への影響や肌への影響などが不安視されています。
しかし、赤外線を発するすべての製品が必ずしも悪影響があるわけではありません。
光放射による目や皮膚(人体)への影響を評価する方法として、光生物学的安全性評価(JISC7550 国際規格ではIEC62471)が規格化されており、AcuityのOptiTrackカメラもこの評価を受けている製品となります。



OptiTrackカメラの光生物学的安全性評価(JISC7550)の結果

適用規格:
IEC 62471:2008 CIE S O09:2002
IISC7550:ランプ及びランプシステムの 光生物学的安全性
評価結果:
リスクグループ:免除



評価結果からわかるOptiTrackカメラの安全性

評価の結果、リスクグループ免除となっており、網膜への熱傷害や網膜の低可視光熱傷害、目の赤外放射傷害などの項目に対して、なんら光生物学的傷害を起こさない製品という結果を得られています。
そのため、OptiTrackカメラを使用しての計測において、特別な保護具などの使用なしで安心してご利用いただけます。
尚、詳細なエビデンスが必要な方はContactよりお問い合わせください。



製品ワークフローや製品概要など OptiTrackの詳細を見る


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