導入事例Introduction Example
小型~全長5m以上まで配管(鉄管・チューブ)の3次元寸法測定
2020.04.24全長5m、異なるサイズの複数の配管パイプが図面通りに問題なく接続されるか受入検査で寸法を確認。これまでアナログで行っていた寸法測定をデジタル化し、効率化をはかります。
計測方法とシステム概要
配管パイプの受入検査で効率的に寸法を測定するため、ワイヤレスなプローブを用いた3次元測定システムを使用しています。モーションキャプチャ「OptiTrack」カメラ6台で囲い、寸法測定をする環境を構築。センサー(反射マーカー)が貼付された専用のワイヤレスプローブで測定箇所をタッチしていきます。
「OptiTrack」でプローブの3次元座標位置を取得し、測定ソフトウェア「SKYCOM TOUCH」で距離・高さ・R等を算出、寸法測定の結果を表示します。CADデータを読み込み、実測値との比較もでき、さらには受入検査の結果をレポート出力することも可能。
高精度に位置座標を取得する「OptiTrack」と、CAD比較を含む便利な解析機能を有する「SKYCOM TOUCH」を組み合わせた3次元測定システムを使用した測定方法です。
導入メリット①長尺の対象の寸法検査をデジタル化
3次元測定システムは、複数台の「OptiTrack」カメラで測定対象を囲い、測定環境を構築して寸法や形状測定を実施します。アーム式3次元測定機*では測定が難しい配管パイプのような長尺な対象でも効率的にデジタル化することができます。
これまでデジタル測定が困難だった業界(建築・土木・鉄鋼・重工業・建機 等)で寸法検査ツールとしての活用が期待されています。
*参考:寸法測定で用いられる3次元測定機とは?
導入メリット②デジタル化により測定の属人化を解消
受入検査における寸法測定をデジタル化することで、測定者による検査結果のバラつきや属人化を解消します。アナログな手法ではバラつきを防ぐため、スキルのある測定者に限定することが多い中、3次元測定システムを導入する事により属人化の問題を解消。
測定時にはワイヤレスのプローブで測定箇所をタッチするだけと単純な操作で受入検査を実施することが可能なため、誰でも簡単に取り扱うことができます。人の手で測定箇所にタッチをすることで発生するバラつきの誤差を吸収するアルゴリズムも搭載されています。
さらに、3次元測定システムにはワイヤレスプローブによる測定だけではなく、専用の治具を使用したデジタル測定も搭載*。誰でもより簡易に測定でき、かつ、測定結果のバラつきを低減。受入検査での寸法測定の効率化に寄与します。
*参考:実演①:3次元測定システム「SKYCOM TOUCH」
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