圧倒的な精度と技術で、
お客様のニーズに応える
2006年に電気機器メーカーに入社。電子系エンジニアとして勤める一方でソフトウェアエンジニアの経験も積み、2017年11月に半導体製造装置メーカーへ転職。ソフトウェアエンジニアを勤めた後、2019年にAcuity入社。現在は製品開発の傍ら、お客様のニーズをヒアリングして課題解決の道すじをつくるプリセールスとしても活躍している。また、富士通株式会社の映像位置測位システムの開発プロジェクトにも参加。
Q1
入社のきっかけを
教えてください
未知なる事業に、心が躍る。
Acuityには2019年に、3社目の会社として入社しました。最初に勤めた会社では電気機器のオーダーメイドが主な事業で、当初は電子系エンジニアとしてキャリアをスタートしました。その後、業務でプログラミングも必要となり、ソフトウェアエンジニアの仕事も担当するようになりました。最終的に、1社目には12年間勤務しました。その後、プログラミングのスキルを活かして半導体製造装置メーカーに転職後、1年ほどソフトウェアエンジニアとして勤務していました。
その頃、新しい経験がしたくて求人サイトを検索していたのですが、目に入ったのがAcuityです。会社について調べてみると、モーションキャプチャーを工業計測(工業分野において、品質や資源管理、製造工程の自動化を目的として実施する計測)に用いていることを知りました。モーションキャプチャは、人の動きを計測する技術だと思っていた私にとって、Acuityの事業はとても斬新で刺激的でした。またこの会社でなら、ソフトウェアエンジニアとしての経験も活かすことができると思い、入社を決意しました。入社後は、「モーションキャプチャで0.1mm単位の高精度位置計測ができる」というAcuityの技術力に衝撃を受けました。
Q2
現在の仕事内容を
教えてください
「プリセールス」として活躍
開発部のメンバーとして製品開発を行っていましたが、しばらくしてお客様のニーズをヒアリング・要件定義しながらプロジェクトの意思決定の道すじをつくる「プリセールス」という職務も担うようになりました。
プリセールスも担当することになった背景として、私が参加したいくつかのプロジェクトにて、製品仕様に関するトラブルが起きてしまったことがありました。
具体的には、お客様のご要望に則して作られたはずの仕様書が、エンジニアから見てみると「これではお客様の課題解決ができないのでは?」と感じる点があり、プロジェクトの軌道修正が必要になることが何度かありました。「プロジェクトを成功させるためには、エンジニアこそ、お客様と営業担当者の間に立って密にコミュニケーションする必要がある」という思いを強く抱いた出来事でした。
その後、社内で工業製品関連のシステムを受託開発する機会が増え、私ともう一名のメンバーが上記の役割を担うべく「プリセールス」として活動するワークスタイルを確立。結果としてプロジェクトはスムーズに進み、「お客様とはもちろん、社内のメンバーともしっかりコミュニケーションを取ることが重要」という文化が、社内で浸透・共有されることとなりました。
Q3 今の仕事のやりがいや、会社の魅力を教えてください
富士通とのプロジェクトで実感したのは、圧倒的な精度
お客様の課題を正確に把握し、解決の道すじを示した先で「信頼を得られた」時、やりがいを感じます。お寄せいただく要望には、ニーズが明確になっているものから不明確なものまで、さまざまなケースがあり、「他社さんではうまくいかなかったので助けてほしい」というご相談を頂くことも多々あります。 私達は、お客様ごと、二つとして同じものなどない悩みにどこまでも向き合い、オーダーメイドでシステムを含むソリューションを考案・実装していきます。「私達でなければ解決できないことがある」という事実が、Acuityの強みであり仕事をする上での魅力だと考えています。 このことを強く実感したのが、2021年に発表された、富士通株式会社とのプロジェクトです(富士通、自社工場において現場作業の自動化や遠隔支援を行うローカル5Gシステムを運用開始)。 本プロジェクトの立ち上げから1年以上にわたり関わりました。そこで浮かび上がった大きな課題が、工場内の状況をモニタリングするための映像環境です。工場内の様子を検知するには、天井にカメラを設置する必要があるのですが、広角のカメラを用いるほど、より広い視野をカバーできるのでカメラ台数を減らすことができる反面、中心から外に向けて写像の「歪み」が発生します。この歪みを補正して、正確な位置を計測できるようにするために、約2ヶ月間を要することとなりました。 これらの課題を乗り越えるためには、非常に高い計測精度が求められます。これをクリアすることができたAcuityの技術力は、自信をもってお勧めできるレベルにあると思います。 このような独自性の高い技術精度を実現できる理由は、社員同士の日々の会話の中に専門的な技術情報のやり取りが闊達に行われている点が挙げられます。例えば、写像を3次元空間に変換する「座標変換」という技術があるのですが、エンジニアだけでなく社内のメンバーの多くがこうした技術に精通している、というのはAcuityの特長であり、ふと思いついたアイデアを皆で実現へ導いてゆく環境があることの強みではないでしょうか。
Q4
仕事を通じて成長したことを
教えてください
入社後に鍛えた「否定せず傾聴力を重視したコミュニケーション力」
Acuityに来てから、プロジェクトメンバーとのコミュニケーションスタイルが大きく変わりました。以前なら、仕様上の問題を発見した際にも「これではお客様の課題は解決できない」と強い口調でメンバーに伝えていました。しかし、ある時CEOから「その言い方では受け入れてもらえない」と助言を貰いました。それ以来、「その後の方向性や改善点」も合わせて示すことで、チームが動きやすくなるように工夫しています。
Q5
これからの夢や目標を
教えてください
お客様の課題に寄り添いたい
プリセールスの経験をさらに積んで、コンサルタントとしてお客様の課題に寄り添える人材になりたいです。前職で働いていた時、上司から「どこを向いて仕事をしているのか」と諭されたことがあります。この言葉は私の目を醒ましてくれた一言で、「お客様と向き合う仕事をする」というのが、その後の私の仕事へのスタンスとなりました。
これからも、お客様の大切な予算を無駄にしないよう、最良のプランでお客様の課題を解決していきたいと考えています。
Q6
Acuityに興味を持った皆様へ
メッセージをお願いします
來れ、「突き詰める力」を持つ人材
私は、エンジニアとして「突き詰める力」を大切にしています。例えば、最初の職場では電子機器の部品である基板がうまく動作しない時、原因が誤配線であった場合には、切断してつなぎ直す必要があります。根拠が曖昧なまま、切断・つなぎ直しの作業を実施して原因が違う場所にあった場合、戻すにも多くの工数がかかります。最悪の場合、配線の復帰が不可能だったり部品を壊したりしてしまいます。
ソフトウェアエンジニアにも、同じような視点が重要だと考えています。なんとなく「この方法はダメそうだ」と方針転換するのではなく、「この方法は○○だからダメだ」と、因果関係を紐ときながら試行錯誤し、チームと一緒に前に進んでいける人を、開発部では求めています
工業製品の外観検査自動化
ある製品の検査工程を人手で行っていて見逃しの発生がありクレームにつながっている。
人件費もかかっている。
検査を自走化し、見逃しをなくし、省人化も達成したい。
プロジェクトでの
仕事の流れ
01
- ヒアリング
- 現状についてヒアリングし、見逃しが起こるプロセスを分析。
このプロジェクトでどこまで自動化したいのかについて確認する。
02
- 撮影検証
- 自動化に当たり、カメラで見つけたいものがはっきりと写っているか検証する。
03
- 提案資料作成
- 精度の高い撮影が可能となる方法、また自動化することで顧客の求める効果を最大化させることを目指した提案内容をまとめる。
04
- 提案
- 顧客への提案
05
- 要件定義
- 自動化システムの要件をまとめる。
06
- 見積り
- 実現するための仕様をまとめ、原価を算定する。
営業部門に渡して見積を作成。
07
- 受注or 失注
- 受注の折には開発部へ引継ぎ、開発部で設計、実装に着手する。
- 10:00
- 在宅で業務を開始
事務処理
- 11:00
- オンラインでヒアリング
- 12:00
- 休憩
- 13:00
- 別件の要件定義書を作成
- 16:00
- 更に別件の進捗確認打ち合わせ(オンライン)
- 17:00
- 引き続き要件定義書作成
- 19:00
- 退勤